東北No.1イタリアンと評されるリストランテ f エッフェ。シェフ宇佐美浩太郎が長年こだわり抜き、辿り着いた「f エッフェのプリン」。リストランテのデセールにふさわしい、シンプルながらも奥深い味わいの結晶です。
素材への徹底したこだわり – 風味の源泉
「f エッフェのプリン」の感動的な味わいは、厳選された素材とその絶妙なバランスによって生まれます。
卵：高原比内地鶏の卵を贅沢に、黄金比で配合
秋田が誇るブランド鶏「高原比内地鶏」。その卵をベースに、濃厚なコクと豊かな風味を追求しました。出荷量の関係で使用できない日もあります。その際は同等クラスの地卵を厳選し、必ず事前にテストを重ねて品質を担保しています。
牛乳：秋田県産「鈴木牛乳」との出会い
地元秋田市にある鈴木牛乳。この牛乳との出会いが、プリンの風味をさらに格上げしました。高原比内地鶏の卵との相性は抜群で、優しくも深みのある味わいを支えます。
甘みの調和：三温糖が生むふくよかなコク
生地には、ミネラル豊富でまろやかな甘みをもたらす三温糖を採用。卵と牛乳の旨味を引き立て、奥行きある味わいを作ります。器の底で香ばしく輝くカラメルは、グラニュー糖を丁寧に焦がして仕上げ、ほろ苦さと甘みのコントラストを際立たせています。
隠し味の魔法：アマレット「ADRIATICO（アドリアティコ）」
「f エッフェのプリン」の香りを特徴づけるのが、イタリア産リキュール「アマレット」。シェフが選んだのは、アーモンドの核から作られる「アドリアティコ」。生地に対してごく少量ですが、その存在は絶大です。バニラビーンズはあえて使わず、アマレットがもたらす芳醇で華やかな香りが、プリンに洗練された大人の奥行きと、忘れられない余韻を残します。
職人技が光る製法 – 感動は細部に宿る
最高の素材を、最高のプリンへと昇華させるのは、宇佐美シェフの長年の経験と感性、そして一切の妥協を許さない緻密な技術です。
混ぜるのではなく、「まとわせる」
卵、牛乳、砂糖、アマレット。これらの素材を混ぜ合わせる際、泡立て器で力任せに混ぜることはしません。それぞれの素材が持つ風味を損なわぬよう、優しく、まるで素材同士を「まとわせる」ように、丁寧に一体化させていきます。
口当たりを追求した、最低限の裏ごし
生地は一度だけ裏ごしをしますが、それは卵に残るわずかなカラザなどを取り除き、究極の口どけを邪魔する要素をなくすため。必要以上に滑らかさを追求するのではなく、素材の個性を活かすための最低限の処理に留めます。
最も神経を研ぎ澄ませる「焼き」
「f エッフェのプリン」作りで最も難しく、シェフが全神経を集中させるのが「焼き」の工程です。
１低温での火入れ
約130℃～125℃（オーブンに入れる初期は140℃）という比較的低い温度で、じっくり２時間半火を通します。
２状態を見極める調整
オーブンの温度や焼き時間は、決してマニュアル通りではありません。その日の素材の状態、工房の気温や湿度によって、シェフ自身の目と手で生地の状態を見極めながら、数分単位、時には数度単位で微調整を行います。
３焼いては休ませる、の繰り返し
一気に焼き上げるのではなく、焼いては庫内で休ませる、という工程を何度も繰り返します。これにより、中心まで均一に、かつ優しく火が入り、奇跡のようになめらかで、それでいてしっかりとした食感が生まれるのです。
４湯煎の水加減
湯煎焼きの際の水加減も、プリンの固まり具合を左右する重要な要素。細心の注意を払って調整されます。
二つの表情を持つカラメル
プリンの底に敷かれるカラメルは、グラニュー糖を香ばしく焦がしたもの。さらに、お召し上がりの際に添えるカラメルソースは、このベースのカラメルにきび糖（または三温糖）と水を加えて調整し、より複雑で奥行きのある風味に仕上げています。
シェフ宇佐美浩太郎の想い – 一口に込めたリストランテの誇り
かつてランチのデザートとして好評だったプリンを、さらに高めたいという探求心と、「リストランテのデザートとして最高の満足を提供したい」という強い想い。
「f エッフェのプリン」は、決して奇をてらったものではありません。しかし、その一口の中には、厳選された素材の力、それを活かしきるための緻密な技術、そして何よりも「美味しいものを届けたい」というシェフの純粋な想いが凝縮されています。
「卵の味がしっかりするけど、卵臭くない。アマレットの香りがふわりと立ち上り、なめらかで、でもしっかりとした存在感がある。そんなプリンを目指しました。」
「f エッフェのプリン」は、プリン好きの方はもちろん、これまでプリンに特別な思い入れがなかった方にも、新たな感動をお届けできると信じています。リストランテ エッフェが自信を持ってお届けする、至高のプリン体験を、ぜひご自宅でお楽しみください。